トルクメニスタンの国家としての柱―独立と中立

バティル・ニヤズリエフ 駐ロシア・トルクメニスタン特命全権大使 (翻訳:中村有紗) 9月27日、トルクメニスタンの人々は、独立30周年という近代史における重要な出来事を、広くそして厳粛に迎えました。これについてトルクメニスタンのグルバングリー・ベルディムハメドフ大統領は、独立は国家全体の発展の基礎であり、国の社会政治的、経済的、精神的生活の根本的な変化へのカウントダウンが始まったと述べました。 も

続きを読む

大ユーラシアパートナーシップ構想の拡大促進:国家・企業・国際機構の利害の一致

キリル・バルスキー ロシア外務省特命全権大使 セルゲイ・クラシリニコフ ロシア産業起業家同盟副会長兼二国間協力部常務理事 セルゲイ・ミフネーヴィチ ロシア産業起業家同盟多国間協力・統合部常務理事、政治学博士候補 (翻訳:青林桂)  メガリージョナリゼーションとは、今日の世界経済体制の発展段階における主要トレンドの一つである。これは、個別の地域あるいはマクロリージョナルな下位構造を、単一のメガリージ

続きを読む

ロシアの対欧州連合経済外交

アンドレイ・ナリシュキン ロスジオロジヤ・ホールディング、RGコンサルティングLLCマネージング・ディレクター、Ph.D. アレクサンダー・チュリン 在ルーマニア・ロシア連邦大使館一等書記官、経済学博士 (翻訳:中村有紗) ロシアは世界地図上でユーラシア大陸にあたる位置を占めており、これらの地域での経済協力は非常に重要です。しかし、西欧諸国は伝統的にわが国の経済活動に大きな役割を果たしてきました。

続きを読む

バルト諸国の歴史政策がロシアとEUとの関係に与える影響

セミョーン・ボイコフ ロシア連邦外務省外交アカデミー博士課程 (翻訳:福田知代) 「歴史政策」という用語は、政治的実践のカテゴリーとして、1980年代にドイツ連邦共和国で初めて用いられ、その後、2000年代にポーランドで使われていた。ロシアの歴史学者A.I.ミレルが指摘しているように、歴史政策とは、国家、行政および財政資源を、歴史および記憶の政治の分野において、支配層のエリートのために活用すること

続きを読む

クレムリン対エリゼ宮 アフリカを巡る争い?

ワシーリー・フィリッポフ ロシア科学アカデミーアフリカ研究所主任研究員、歴史学博士 (翻訳:青林桂) 現在、アフリカ西部ならびに中央部において大規模な政治変動が進行中である。フランスは、かつて植民地であったアフリカ諸国が自国の勢力圏内にあると未だに信じて疑わないが、現実にはそれらの国々で地歩を失いつつある状況だ。状況はもはや一方通行ではなく、アフリカ諸国自身も、単一のドナー、スポンサー、あるいはパ

続きを読む

ウクライナのメリニク大使、文化遺産に対する賠償をドイツに要求

ウクライナのアンドレイ・メリニク駐ドイツ大使はドイツに対して、第二次世界大戦で失われた文化遺産、および20年前に無償で引き渡されたバッハ・アーカイブの賠償金を求める権利があることを明らかにした。 ヨハン・セバスチャン・バッハの楽譜アーカイブは、文化的には限りなく価値のあるものであり、金額に換算すると数百億ユーロに上るが、2001年にガーハード・シュレーダー内閣に対して、無償で贈与された。ウクライナ

続きを読む

アフガニスタンはカオスの瀬戸際にあるのか?

アンドレイ・イサエフ、国際ジャーナリスト 歴史学博士 アフガニスタン国家の強化およびアフガニスタンでのテロリズムの克服を目指した、アメリカとその同盟諸国による長年にわたる努力は、皮肉な形で幕を閉じることとなった。国連のテロリスト・リストに掲載されている組織が、アフガニスタンの政権の座に就くことによって、幕を閉じることとなったのだ。8月15日、タリバンはカブールに入り、その後2週間で、最後のアメリカ

続きを読む

駐英ロシア大使、ロシアと欧米との軍事対立の高まりについて懸念

アンドレイ・ケリン駐英ロシア大使は、Radio Timesの番組内で、ロシアと欧米諸国との軍事対立の高まりについて懸念を表明した。 ケリン大使は、「おっしゃるように、東部国境において、突発的な衝突が起こるリスクがある。それは我が国としても最も避けたいことだ。エスカレーションが起こるならば、そのようなことを回避しなくてはならない」と指摘した。

続きを読む

トルコはなぜ、ウクライナでの自国無人機の使用に不満なのか

トルコのマスコミが「プーチン、トルコの武器に驚く」(i) と書きたてる一方で、トルコ政府は、ウクライナ南東部の武力紛争で、自国の無人機Bayraktarが使用されたことを快く思っておらず、距離をとろうとしている。ウクライナは10月26日に同無人機を使用し、「ミンスク合意には違反していない」と主張している。しかし、実際に攻撃を受けたルガンスク人民共和国の側では、接触ラインに沿っての軍用機の使用および

続きを読む

米国の外交戦略におけるイデオロギー化について

カマルディン・ガジエフ ロシア科学アカデミーE.M.プリマコフ記念世界経済・国際関係国立研究所主任研究員 E.M.プリマコフ 国立世界経済・国際関係研究所 教授、歴史科学博士 (翻訳:中村有紗) リンカーン大統領はこのように主張しました。「アメリカは外敵によって破壊されることはない。それは、私たちが失敗して自由を失ったときにのみ破壊される」[1]。近年、アメリカ人は望むと望まざるとにかかわらず、致

続きを読む