強制的な協力関係における建設的な対話

民間外交の歴史において、「ダートマス対話」以上に意義を持つものは存在しない。60年の歴史を誇るこの露米間の非政府運動は、その活動の基盤と様式の独自性を納得させるものである。「対話」の主な独自性は、ソビエト(のちにロシア)とアメリカの社会的・政治的エリートの非公式でのコンタクトのチャンネルとしての役割を持ちながら、両国の指導部の決定にとって、何度となく重要な情報源となったという点にある。

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ロシアサイバー外交の新しい地平

一年前の2019年12月28日、ロシア大統領令により、ロシア外務省の新しい部署として、国際情報安全局(DMIB)が創設された。DMIB創設はいうまでもなく、ロシア政府が情報コミュニケーション技術の発展に伴うすべての問題に高い関心を持っていることのあらわれであり、情報空間という今日的分野において発生する挑戦と脅威に対し、外交手段でもって迅速に対応する必要があることを示している。

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現代世界における諜報協力:挑戦と問題

100周年を迎えるロシアの対外諜報の経験は、興味深く、教訓に満ちている。1920年12月20日に設立された全ロシア非常委員会対外部(INO)は、ロシアの対外諜報活動の歴史(INO-KGB第1総局-SVR)の始まりとなった最初の自立した機関であり、すでにその活動当初から、多くの外国の諜報機関との協力関係を築いている。

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