セルゲイ・ラヴロフ外務大臣からの挨拶

『国際生活』の記事を見ると、1922年のジェノア会議とラパッロ条約から、欧州大西洋地域、アジア太平洋地域、およびその他の地域における安全保障と協力のための新しい仕組みづくり、紛争解決のための和平工作といった新生ロシアによる外交政策にいたるまで、ほぼ1世紀にわたる我が国の外交の歴史の各段階を振り返ることができます。

『国際生活』の編集方針はいつでも、高いプロフェッショナリズムを維持すると同時に、国際関係の専門家だけでなく、ロシアの外交政策に関心のあるすべての人々に、外交の世界における重要な事件や登場人物、現代における今日的問題、そして我が国の外交路線を、分かりやすく解説するというものでした。

『国際生活』はいまや、国際関係分野において最も権威のある出版物の一つであるとともに、質の高い情報と分析のための一次資料でもあり、外交の専門家たちだけでなく、国内外の幅広い読者のニーズにこたえるものであります。世界は急速に変化し、電子メディアとの競争も激しくなる中で、『国際生活』はいち早く、インターネット・ポータルなどの新しい情報技術を取り入れてきました。

ロシア外務省は、『国際生活』編集部との緊密で建設的な関係を高く評価し、ロシアの外交政策を効果的に実現していくため、実のある協力をさらに進めたいと思います。

ロシア連邦外務大臣 セルゲイ・ラヴロフ