メルケル首相、25年後の欧州はガスの輸入に依存しない

ドイツのアンゲラ・メルケル首相はウクライナのウラジーミル・ゼレンスキー大統領と会談し、ヨーロッパは気候中立の達成を望んでおり、25年後にはガスの必要量は今よりも大幅に少ないものになる、との考えを示した。タス通信が伝えた。

メルケル首相は、「2050年に向けて一歩一歩、ヨーロッパは気候中立を目指す。それが意味するものは、最悪でも25年後には、ロシアからヨーロッパへのガスはすでに供給されないか、もしくは供給されても極めて少ない量になる」と話した。

これより先、ロシア石油ガス工業連合会のユーリー・シャフラニク評議会議長は、「ノルドストリーム2」はロシアにとってと同様、ヨーロッパにとっても必要であるとの考えを示していた。「ヨーロッパではガス需要があるし、その需要は続く。アフリカにおいても代替は起こらないし、中東においても一日にしてヨーロッパへのパイプラインが建設されることもない。ヨーロッパにはひっ迫した需要以外、選択肢はない。確かに、このパイプラインが出来た後も、ウクライナを経由するガス輸送は続くのは事実だ。3000~5000万立方メートルのガスがウクライナ経由でEUに供給されるだろう。しかし、政治的ファクターはいつでもあるため、新たな問題が発生することもある」と指摘している。

シャフラニク氏は、現在の石油ガス市場における状況は不安定であるため、数十年後の予測をすることはまったくもって難しいと考えている。「現在、2050年までなどの期間で予測をしようという試みがあるが、私の考えでは、そのような問題は学術機関が取り組むべきものだ。現実的なのはせいぜい今後1~2年のスパンでの予測であり、それは OPEC+であり、また現代の石油市場であり、重要なのは需要だ。これらの問題に正しく答えられることができるかどうかに、ロシア経済の将来がかかっている」と語る。

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