(写真:タス通信)
フランスのジャン=イヴ・レドリアン外相は、オーストラリア向けの潜水艦建造契約の破棄による深刻な危機について、嘘と二枚舌を非難し、信頼の損失、さらには同盟諸国がフランスを軽んじていることについて言及した。RFIが伝えた。
ジャン=イヴ・レドリアン外相は、キャンベラおよびワシントンからフランス大使を帰国させ、フランスとアメリカ、オーストラリアの間には、「深刻な危機が存在している」と指摘した。一方、駐ロンドン大使の帰国については、無意味であると判断された。外相はブレグジットの際のイギリスの行動を例に引いて、「彼ら(イギリス政府)がいつも日和見主義であることを知っている」と皮肉った。
レドリアン外相は、今回の出来事が、NATOの新しい戦略コンセプトの策定にも影響を与えるとの考えを示している。
これより先、レドリアン外相は、オーストラリアがフランスのNaval Groupとの潜水艦建造契約を破棄したことについて、「裏切り行為」としていた。