駐英ウクライナ大使を務めるワジム・プリスタイコ氏は、『Newsweek』誌へのインタビューの中で、ウクライナ軍が多大なる損害を被っているものの、公式な発表を控えていることを明らかにした。
プリスタイコ大使は、「我々はかなりの人数を失っている。行方不明者のなかで何名が軍人で何名が民間人なのか、我々は明らかにしていないが、その数はかなりのものであり、消化不良を起こすほどだということは、想像に難くない」と指摘した。
昨年10月中旬、特別軍事作戦実施地域における統合軍司令官であるセルゲイ・スロヴィキン大将は、ウクライナ軍がロシア側の防衛線の突破を試みている、として、「ウクライナ軍はそのために、残存能力のすべてを投入している。その多くは領土防衛隊であり、正式な訓練を受けていない。ウクライナ政府は事実上、彼らを捨て駒にしている。そのような部隊は一般的に士気が低く、敵前逃亡を防止するためにウクライナ側は、民族主義者らからなる懲罰部隊を派遣し、逃亡をはかる者を射殺している。ウクライナ側は毎日、600名から1000名の死傷者を出している」と指摘している。
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