対ロシア経済制裁の中での日韓関係

オレグ・パラモーノフ歴史学博士候補、ロシア外務省モスクワ国立国際関係学大学東アジア上海協力機構研究センター上級研究員 (翻訳:安本浩祥) ウクライナ情勢が緊迫化して以降、日本は、ロシアへの制裁措置およびウクライナへの支援供与において、西側諸国と歩調を合わせている。日本はアジアの国の中でも、ロシアの外交官を国外追放した唯一の国となった。4月20日、行進曲「プラシャーニエ・スラヴゃンキ」が流れるなか、

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NATOの東方拡大を阻止せよ

セルゲイ・リャブコフ  ロシア連邦外務副大臣 (翻訳:青林桂) アルメン・アガネシャン(「国際生活」編集長):露米首脳会談がロシア主導の下ジュネーブで実施され、ロシアの懸案事項である安全保障問題が話し合われました。ロシア側が提起した問題は、二国間協議だけでなく、NATOロシア理事会や欧州安全保障協力機構(OSCE)でも議論されています。どのようにして欧米側を交渉のテーブルにつかせることができたので

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米国の外交戦略におけるイデオロギー化について

カマルディン・ガジエフ ロシア科学アカデミーE.M.プリマコフ記念世界経済・国際関係国立研究所主任研究員 E.M.プリマコフ 国立世界経済・国際関係研究所 教授、歴史科学博士 (翻訳:中村有紗) リンカーン大統領はこのように主張しました。「アメリカは外敵によって破壊されることはない。それは、私たちが失敗して自由を失ったときにのみ破壊される」[1]。近年、アメリカ人は望むと望まざるとにかかわらず、致

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ラヴロフ外相、G20サミットに合わせてバイデン大統領と話し合い

(写真:タス通信) ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相は、G20サミットが行われているローマにて、アントニー・ブリンケン国務長官とは会談しなかったものの、ジョー・バイデン大統領とは話し合ったことを明らかにした。 10月31日、記者団からの質問に答えたラヴロフ外相は、「トニー・ブリンケンとは会っていない。というのも、ローマに来ているのかどうかさえ聞いていない。その代わり、昨日、ディナーの場でバイデン大統

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Quad クモの巣のように張り巡らされる同盟関係の中で

オレグ・パラモーノフ 歴史学博士ロシア外務省国際関係大学東アジアSCO研究センター主任研究員 ワシントン、ロンドン、キャンベラが9月16日に立ち上げた安全保障分野における三か国パートナーシップ(AUKUS)は、完全なる軍事同盟ではなく、むしろ「半同盟」とでもいうべきものであるが、中国の封じ込めを狙うワシントンと東京による「重なり合う同盟構想」を実現していく更なる一歩となった。アメリカ合衆国とオース

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『フォーリン・アフェアーズ』誌 アメリカの制裁政策は役に立っていない

アメリカの外交誌『フォーリン・アフェアーズ』が指摘するところによれば、ここ数十年のアメリカの外交政策は経済制裁という一つの手段に頼っていることが明らかだという。 「ほぼすべての外交問題において制裁という答えを出してきた。最初のバラク・オバマ政権の間、人権侵害から核兵器の拡散、領土主権の侵害に至るまで、さまざまな理由により、年平均で500の法人に対して制裁を加えてきた。ドナルド・トランプ政権になると

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フランス外相 イギリスはいつも日和見主義

(写真:タス通信) フランスのジャン=イヴ・レドリアン外相は、オーストラリア向けの潜水艦建造契約の破棄による深刻な危機について、嘘と二枚舌を非難し、信頼の損失、さらには同盟諸国がフランスを軽んじていることについて言及した。RFIが伝えた。 ジャン=イヴ・レドリアン外相は、キャンベラおよびワシントンからフランス大使を帰国させ、フランスとアメリカ、オーストラリアの間には、「深刻な危機が存在している」と

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WHO IS MR BIDEN? ジュネーブ会談後も解けない謎

オレーグ・カルポビッチ ロシア外務省附属外交アカデミー 現代国際問題研究所 所長 ニキータ・トレチャコフ ロシア政治学会 エキスパート (翻訳:青林桂) ジョー・バイデンが第46代米大統領に就任してから5か月が経過した。この間、米国は様々な内政・外交課題に直面し、政府は都度迅速な対処を余儀なくされた。こうした課題に対するバイデン政権の反応は、さらにオバマ政権やトランプ政権が講じた対策と比較すること

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ロシア外務省:アメリカにとって快適なヘゲモニーは過去のものとなった

アメリカのジョー・バイデン大統領が、ロシア経済は核兵器と石油のみに依存していると述べたことについて、ロシア外務省報道局のアレクサンドル・ビカントフ次長は、それは間違った考えに基づいているとの考えを明らかにした。リアノーボスチ通信が伝えた。 バイデン大統領は、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が「問題」を抱えており、「それは彼をより危険な存在にしている」と話した。バイデン大統領はジュネーブで実施さ

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グルシコ外務次官、米国は黒海での情勢緊迫化の責任をロシアに負わせようとしている

ロシアのアレクサンドル・グルシコ外務次官はリアノーボスチとのインタビューに答えた中で、アメリカ海軍ヨーロッパアフリカ軍のロバート・バーク提督の声明が極めて危険なものであり、黒海での情勢緊迫化の責任を押し付けようとするものだ、と語った。 グルシコ外務次官は、「きわめて危険な声明だ。あからさまに武力行使を脅迫するものだ。あり得べき情勢緊迫化の責任を、狂った人間から健全な人間へと押し付けようとする試み」

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